世界テニスの頂点にあるグランドスラムとは?開催地や楽しみ方など。

グランドスラム

それはテニスの国際大会において最もレベルが高く、選手にとっては最も目指したい頂点となる大会です。

このグランドスラムは年間4つの大会があり、それぞれに特徴の異なるサーフェスを戦い抜かなければなりません。

そして、この4つの大会全てで優勝を果たすと、その選手はグランドスラムを達成したということになります。

グランドスラムの大会は、1月に全豪オープン、5月に全仏オープン、7月に全英オープン、8月に全米オープンが開催されます。

グランドスラムの4大大会に出る為には

男子ではATPポイント、女子ではWTAポイントという制度があります。このポイントの上位104位くらいになれば本戦に出場ができます。また、本戦に出場できない選手は予選を勝ち抜き、そのベスト16位までの選手が本戦に出られます。また、主催者推薦枠というものもあり、復帰した選手や地元の期待の若手選手などが出ることもあります。

こうして、男子は128ドロー、女子は96ドロー(USオープンは128ドロー)が決まり、トーナメントを戦っていきます。

選手たちは年間を通じてプロのツアーに出場し、ポイントを稼いで上位にランクし、グランドスラム出場を懸けて闘っていかねばならないのです。世界中のテニス大会を回ることはとてもお金もかかり、並大抵のことでは出来るものではありません。大会で上位に君臨することはもちろん、毎週のように試合に出続け、コンディションも整えていかなければならないのです。

世界で戦うためにはスポンサーも必須となります。そして何よりも試合が好きで戦うことが好きでなければツアーを生き残ることはできません。考えただけでもすさまじい世界です。

全豪オープン(オーストラリアオープン)

オーストラリアのメルボルンパークにて、1月の半ば~2月の初め頃にかけて開催されます。

オーストラリアは南半球ですので季節は真夏。4大大会の中でも最も熱い大会でもあり、プロテニスツアーの幕開けでもある大会ですので、フレッシュな気持ちで大会に臨む選手も多いでしょう。会場には、ロッド・レーバー・アリーナ、ハイセンス・アリーナ、マーガレット・コート・アリーナの3つの大きな開閉式屋根付きスタジアムがあり、全28面のコートを有しています。

この大会においては「ヒート・ポリシー」という独自のルールがあります。これは真夏の炎天下で行われるため、熱中症対策として採用されました。

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全仏オープン(フレンチオープン)

フランスの首都パリ、ブローニュの森に隣接するスタッド・ローラン・ギャロスにて、5月末から6月初めにかけて開催されます。

 

パリの大会は唯一クレーコート(赤レンガの粉を使ったコート)でも有名で、ほかの大会とは全く違った展開があります。クレーコートでは球のスピードが落ち、またフットワークも滑りながらの技術を必要とするため、下半身が強くてストロークの得意、そして何よりも粘り強さを得意とする選手が勝ち上がります。テクニックやスピードが一筋縄では通用しないところに毎回番狂わせがあって面白いです。 また、この大会においては場内アナウンスから試合のコールまですべてフランス語で行われ、そのアナウンスもどこかオシャレで特別なパリを感じさせます。 そんなパリのコートにもついに屋根付きスタジアムが採用されたようですね。 メイキングの様子を公式サイトより視聴できます。

公式サイト

全英オープン(ウィンブルドン)

イギリスのロンドン郊外、ウィンブルドンにあるオールイングランド・クロッケー・クラブを会場に開催されます。 完璧に手入れが施された天然の芝を舞台に、6月の最終週より2週に渡って行われます。この天然芝のコートは、この大会の2週間のためだけに使われます。聖地と呼ぶにふさわしい本当に特別な事なのです。

コートは生きた天然芝。トーナメントが進むとベースライン付近は荒れてきて、この大会特有のコートイレギュラーが発生します。また、とても滑りやすく、サーブを得意とする選手が勝ち上がりやすいです。サーフェスの変化に伴う調整能力など、選手のテクニックが試される場所でもあります。

ウィンブルドンは130年の伝統あるテニストーナメントで、テニスの聖地として最も格式の高いトーナメントです。テニス選手なら誰もがここでの頂点を目指し、栄光を感じることが出来るでしょう。ウィンブルドンのセンターコートで試合を行う。テニスで上を目指す人は夢に思い描く場所です。それほどウィンブルドンは特別な場所なのです。 ウィンブルドンでは他の大会に比べて特別なルールがあります。

白を基調としたウェアーを着用しなければならない。

英国女王もしくは皇太子が観戦に来ているときは、「カーテシー」と呼ばれる挨拶を行う。いうお辞儀をする。

時代も変わりつつあり、伝統を守りつつもジャッジ判定のシステムや屋根付きコートに改装するなど、新しい文化も融合しています。

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全米オープン(USオープン)

アメリカニューヨーク市郊外にあるフラッシング・メドウのUSTAナショナル・テニス・センターを会場として、8月の最終週から2週間に渡って開催されます。

年間最後のグランドスラム大会はここ、ニューヨークで開催されます。 最後の大会はお祭り雰囲気も最高潮で、もっともエキサイティングでハードな戦いが繰り広げられます。ハードコートですので、すべての実力を発揮するにふさわしい舞台でもあります。 日本人の錦織圭君が初めてグランドスラム決勝まで行ったのも、ここニューヨークでした。 超高速の展開が得意な選手向きでもあり、早い展開のラリーが見応えがあります。 アメリカらしく、その大会のスポンサー、賞金金額、観客数も最大で、エンターテイメントとしての色を強く感じさせてくれます。

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