テニスをプレーする中でプレー頻度が多かったり、強度が高かったり、またはケアを行っていなかったりすると身体に痛みが生じたりします。今回はテニスで見られる肩の故障について紹介します。
テニスでの肩の故障は様々あり、簡単にまとめるとサーブ時では肩の中、フォアハンド時では肩の前面、バックハンド時では肩の後面に痛みが出やすい傾向があります。特に肩は動く範囲が広い構造をしている関節である代わりに、筋肉や靭帯などへの負担が大きい特徴もあります。
ですので、痛みが中々退かない場合や、引っかかる感じ、外れそうな感じなどの症状があるようでしたら、スポーツの怪我を専門としている整形外科や接骨院等を受診してください。
簡単な応急処置について
簡単な応急処置としては、プレー後に肩周りのアイシングを10分ほど行い、肩の周囲の炎症を軽減させる必要があります。冷却に敏感な方はタオルを一枚敷いてから氷嚢を当てると良いかと思います。
中には保冷剤を当てる方もいるかと思いますが、保冷材は一点しか冷えないので凍傷の危険性もあり効果も低いのであまりオススメはしません。
また特に強い痛みがなかったり、腫れていない場合ではプレーをする前に温シップや貼るホッカイロ等で温めてからウォーミングアップをし、プレーをすることをオススメします。
筋肉や関節を温めることにより血流が良くなり、運動をする準備が整うからです。
肩のリハビリテーションについて
肩のリハビリテーションにも様々な方法がありますが、怪我の予防を兼ねて行ってほしいものが、肩のインナーマッスルのトレーニングです。
500mlのペットボトルに水を入れ、片手に持ち腋を絞めてゆっくりうちわを仰ぐように左右に振ります。この時に肘が体から離れないようにします。20回~30回ほど行ってくると、肩の中が熱くなってきますので、これが出てくるとトレーニング出来ている証拠です。
目安としては各セット間に休憩を20秒ほど入れながら3セット行うと良いと思います。 あまり大きく動かしてしまうと、アウターマッスルという大きな筋肉が働いてしまうのでインナーマッスルに効果的な刺激が入らなくなるので注意が必要です。
もし肩の痛みが中々退かないようであれば、怪我の処置やリハビリテーションが出来る整形外科、接骨院を受診し、適切な指示をうけてください。
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