テニスってほんとに楽しいですよね!体全体を使って動いて、いい汗かいて、有酸素運動にもなるのでダイエットに最適ですし、いいとこばかり・・って言いたいのですが、実は注意しなければならない病気があることを知っていますか?
テニスのように、ラケットを使ってボールを打つような競技を継続的におこなっている方に発生することが多いのが、いわゆる「テニス肘(ひじ)」と呼ばれる病気です。肘のあたりの筋肉が炎症して痛み出し、痛みが長く続いたり、痛みが消えなくなってしまう、というのが主な症状で、正式には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と言います。
特にこの症状が出やすい人の特徴としては、テニスをする際にボールを力任せに過剰にラケットで叩いたり、とにかくぶんぶんと、思いっきりラケットを振り回すのがくせになっているようなプレイヤーだと言われています。このような打ち方を続けると腕の関節やその周りについている筋肉に過剰な負担がかかります。それが原因でこのような症状が出てしまうのです。
ですから、このような打ち方に心当たりのある方は、まずは自分のフォームの改造を意識したほうがいいですね。せっかくの楽しいテニスが、長い間痛みに苦しむ症状の原因になってしまうなんて、悲し過ぎますよね。今は全く痛くなくても、そこは油断せずに良い機会だと思って、今一度、自分のフォームを見つめ直すことが大事ですね。もしかしたら、その選択が病気を予防するだけでなく、テニス技術の上達につながるかもしれませんよね。
そして、治療方法なのですが、これぞ!といった決定的で即効性のある治療法は今現在、無い、というのが実情らしいです。とにかく安静にして患部を動かさない、湿布を張ったりサポーターをつける、という対処が主流となっています。痛みがひどい場合はステロイド注射などを打つ場合もあるようですが、あまり改善しない方もいるようで、特効薬、とまでにはならないようです。なかなか、厳しい現状ですね。一刻も早く、決定的な治療法が確立されることを祈るしかありませんね。
また、最近では仕事でパソコンのマウス、キーボードの操作のし過ぎによって手首を酷使することにより、それが原因となり、テニス肘と同じような症状が出る人も増えているようです。テニスなどまったくやったことが無い人がテニス肘になるなんて、かなり意外ですが、長年、同じ動作をすることが疲労の蓄積を生み、それが痛みとなって出てしまうのだそうです。これは、仕事を簡単に辞めるわけにもいかず、かなり深刻な問題ですね。
最後に、テニス肘はとにかく筋肉の使い過ぎから来る症状ですので、まずはボールの打ち方の見直し、必要以上にラケットを振り過ぎない、など日常的に出来ることから予防していきたいですね。パソコンなどの操作も、仕事以外で一切触らない日を作るなど、改善できることはあるかもしれません。まあ、とにかく自分の筋肉の疲労に敏感になる、というのが基本だと思いますので、やれる範囲で実行していきたいです!
スポンサーリンク