腰の痛みには色々なものがあり、重い鈍痛や、ある動作をすると痛みを伴うもの、またはピリピリと痺れるような症状を伴うもの、中には精神的な部分から痛みを生じるものなど様々です。 今回はテニスで良く見られる腰の故障についてです。
腰の故障について
テニスではサーブやバックハンド、フォアハンド時に腰を強く反ってしまうケースが多く見られ、前傾姿勢や後方に身体を反りながら捻る動作をすると痛みを伴う場合などがあります。 痛みを我慢しながらプレーをしていて、酷くなってしまい椎間板ヘルニアを発症し、足先まで電気が走るように痺れたり、立ち上がりや起き上がりが出来なくなってしまうケースもあります。
また小中学生に良く見られるのがハードに練習を行い、ストレッチ等のケアを怠っていると脊椎分離症などになり、長期間プレーできないといったケースもあります。
腰のストレッチ法
身体の硬さがどこの部分に出ているかで行うストレッチも異なってきます。
太ももの前に出ている場合では、お腹から太ももの前にある腸腰筋(ちょうようきん)や大腿直筋(だいたいちょっきん)のストレッチを、太ももの後ろや、お尻に出ている場合ではハムストリングス、大殿筋(だいでんきん)といった筋肉をゆっくり伸ばします。
他にも、お尻が後ろに出ているような姿勢(でっちり)では太ももの前の筋肉が硬く、お腹の筋肉が弱くなっているケースが多いので、伸ばす部分と鍛える部分と分ける必要がありますし、逆に猫背のような姿勢ではお腹の筋肉や腰の筋肉、お尻、太もも裏の筋肉を伸ばし、肩甲骨周りや背筋を鍛えたりします。
ここの部分は個人差があり、専門的な要素も必要になってきますので、スポーツの怪我を専門とする整形外科や接骨院等で適切なアドバイスを受けてください。。
柔軟性が低く、偏った身体で激しいトレーニングをおこなうと関節への衝撃吸収低下や、無理な動作による負荷の蓄積により腰などの故障を起こす原因になるので、練習後には必ずストレッチ等を行うように癖づける必要があると思います。
痛みがあるが、どうしてもプレーしなければならない場合は、テーピングやコルセット等を施し、プレーすることも可能ですが、悪化するケースもあるのでケースバイケースですので、気になる場合では早めにスポーツを専門とする整形外科、接骨院などを受診してください。
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