ATP世界ランキングの歴史(1990年~2018年)

ランダム統計チャンネル様より

ランダム統計チャンネル

男子プロテニスプレーヤーの世界ランキングの推移が見られる動画を紹介いたします。ATPランキングの歴代1位の歴史が分かる動画になります。男子編も素敵過ぎます!自分なんかはダントツでピート・サンプラス推しなんですが、フェデラーの美しいプレーもやっぱり感動しますよね。まさにネットを挟んだ格闘技。まさに競技レベルを超越したグラディエイター達の死闘。そんな男子テニスの世界でランキング1位となった猛者たちの歴史が分かりやすい。本当に動画の作者最高です。
こちらは様々な分野の統計データを時間の推移とともに最高に分かりやすいビジュアルで制作されているチャンネルです。テニスファンとしてはその歴史の推移に感動すら覚えます。紹介しないわけにはいかない動画となっておりますので、思い出に浸りながら一緒に見ていきましょう。

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ビヨン・ボルグ、ジミー・コナーズ、ジョン・マッケンローの時代

1974年7月29日~
男子テニスの歴史の土台を築いた世代。伝説の男たちです。ジミー・コナーズは1970年代、圧倒的強さで君臨したレジェンド。世界ランキング1位を160週連続して保持していた記録は、2007年のロジャーフェデラーに塗り替えられるまでトップでした。「野獣」コナーズは、その当時フラットの強打をガシガシ打ち込んでいたスタイルは異色でした。アグレッシブなコナーズは長くトップの座に君臨していました。ウッドラケットであんなに強打を出来る選手はなかなか居なかったのではないかと思います。ビヨン・ボルグはトップスピンの元祖であり、現代テニスの基礎となるスタイルでした。「アイスマン(氷の男)」という異名を持ち、冷静沈着に相手をコートに葬り去るクールさは、当時ライバルのジョン・マッケンローとは正反対のスタイル。お前はすでに死んでいる。を真っ向から戦った男、マッケンロー。この二人の伝説は映画にもなりました。よろしければ紹介記事も見てみてください。

ジョン・マッケンローは炎の男と言われるように、感情むき出しのアグレッシブなプレースタイルが目立ちますが、実は多彩で繊細なテクニックを一番持っていて、芸術家的プレースタイルの面もありました。時に観客をも味方につけ、ストローク戦でも心理戦でも相手を翻弄し、冷静さを失った獲物にとどめを刺す様はまさに頭脳を持った狩人。正反対に見えた二人は、実は同じ人間性を秘めていたことを知りました。

イワン・レンドルとジョン・マッケンローの時代

1983年2月28日~
80年代に入ると、レンドルはそれまでのレジェンドたちに阻まれていた優勝も出来るようになり、全盛期の安定感は抜群でした。レンドルは、ボルグ、コナーズ、マッケンロー、と次の世代におけるビランデル、ベッカー、エドバーグ、アガシなど、レジェンドとレジェンドの間のレジェンドであった印象です。80年代はジョン・マッケンローと世界ランキング1位の座を奪い合いましたが、1985年9月9日からのレンドルの157週1位の記録により、マッケンロー世代との交代が確定しましたね。

マッツ・ビランデル、ステファン・エドバーグ、ボリス・ベッカー、ジム・クーリエの時代

1988年9月12日~
ビランデルは17歳9か月で全仏優勝を皮切りに、88年の全米でレンドルとの死闘を制し、世界ランキング1位となりました。その後は成績は急降下。。サンプラスとか出てきましたからね。。ステファン・エドバーグは「グラスの貴公子」と呼ばれるように、王子様的容姿で女性ファンは大量存在。片手打ちバックハンドは美しく、当時のテニスの王子様みたいな人でしたね。同時期はボリス・ベッカー、ジム・クーリエとその時代を築いていましたが、エドバーグがやっぱり目立ってメディアに出てきていましたね。どの時代もやはり、イケメン&美女はもてはやされるもんですね。

ピート・サンプラス、アンドレ・アガシの時代

1993年4月12日~
ラケットの進化と共に、最強ハードヒッターのアガシの台頭。スピードテニスに時代が進化する時期、アガシ、サンプラスの二大スターのライバル構図は様々なドラマを生んでいました。正確なサーブと自在なボレーを操るサンプラス、挫折と復活を遂げたアガシ、二人のライバルがお互いを知り尽くしたからこそのパフォーマンスは、どの試合よりも見ていて面白かった記憶があります。その後は2001年にかけて、マラト・サフィン、グスタボ・クエルテン、レイトン・ヒューイット、アンディ・ロディックといった選手たちが活躍しました。2001年からはレイトン・ヒューイットがその当時75週連続で世界ランク1位となっていましたので、成績としてはヒューイットが頭一つ抜きんでていました。ロディックもボレーを強化したおかげで目立って強かった選手でした。90年代は沢山の選手がひしめいていましたが、アガシ、サンプラスのような際立って目立った存在はいませんでした。強いて言うならロディック、フェレーロ、クエルテンくらいでしょうか。尖ったものを持ち合わせていたのはロディックかな~。個人的にはマーク・フィリプーシスという選手が好きでしたけど。

マーク・フィリプーシス

「スカッドサーブ」と呼ばれる高速サーブを武器に、恵まれた体格から繰り出されるパワーテニスを展開。ボレーも強力かつ繊細。こんな怪物プレーヤーの未来は決まったものだと思っていました。それくらい圧倒的な強さを感じられる選手でした。ドラゴンボールで例えるならまさに「ブロリー」。4大大会決勝に2度進出しながらも、パトリック・ラフター、ロジャー・フェデラーに負けを喫し、レジェンドな戦績を納めることは出来ませんでしたが、私の中では最も影響を受けた選手でした。

ロジャーフェデラーの圧倒的時代

2004年、2月2日~
2003年、ウィンブルドン決勝でマークフィリプーシスを下してグランドスラム初優勝し、世界ランキング2位で2003年を終える。私の憧れであるフィリプーシスが負けた相手がロジャー・フェデラーです。応援していた選手が負けたら悔しいけど、フェデラーには納得させられてしまった。というのが正直なところでした。フェデラーは2004年全豪決勝でマラ・サフィンを破り、世界ランキング1位に。その後の活躍っぷりは半端なく、アガシやロディックなどのトップ選手が遊ばれているかの如く強さで2005年はツアーを支配。圧倒的な強さで237週連続1位の記録はこれからも破られることが無いのではなかろうか。その後は、2008年からはラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチとのトップ争い状態ではあるが、フェデラーは30歳を過ぎた今でも十分に優勝を狙える技術を維持し続けているのが分かります。

ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラーの時代

2018年、11月5日~
これほど長く時代を築いている3人はいません。2019年全豪優勝を遂げたジョコビッチですが、かつてないほどの安定感と強さを垣間見たと感じます。様々な若手が台頭してきてはいるが、今のところジョコビッチがトップでいることは間違いないでしょう。

次の世代を担うのは誰なのか、錦織君にももちろん頑張ってほしいところですが、日本人も台頭してきているので今後の活躍に期待です。個人的にはフィリプーシスみたいな選手が出てきてほしいけど、見てて楽しいからね。

このコンテンツを書いてます

テニス歴は30年以上。
テニス留学・サークル運営なども経験。
趣味でブログ運営をやっております。

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