脳科学から逆算する、テニス上達のための深層意識

以前にも武井壮さんの動画を紹介し、運動の機能は「思った通りに動く体の使い方を教えること」が重要なことだと言っておりました。

武井壮さんから学ぶマインドの育て方 「大人の学校」

なかなかそうは言っても、それが出来る人出来ない人はいますし、私だって人に伝えられるほど自分自身のコントロールなんて出来ません。ではなぜ個人差がこうも出てくるのでしょうか。私はその根本的要因に「脳科学」の機能が関わっていると考えます。

脳は体の機能のコントロールセンターである

脳は、記憶、言語、想像力、運動機能など、体のすべてをコントロールしています。脳細胞の中では、ニューロンと言われる情報伝達物質が網の目のように張り巡らされ、様々な機能を複雑につなぎ合わせております。このニューロンは枝のようなもので、ネットワーク同士を結び付けるために伸びたり広がったり分岐したり、また、必要でない情報は自ら断ち切ったりするような動きをするようですね。まるで脳の中で起こっているのは、私たちの社会生活そのものではないでしょうか。

学習のための意識付け

脳科学とニューロンの機能に触れ、上達のヒントが分かってきました。知識としてのテニスを受け入れてから、脳内では急速にニューロンが発達していきます。断片的な情報をつないでいきます。テニスの経験が浅いうちは、様々な断片的な情報が頭の中にありますが、運動の経験と共に知識の経験も同時に成長していきます。ここで、この断片的な情報に着目してみましょう。得意な事とかよく知っていること。これが一つの島だとします。大小様々な島が離れた場所にあって、最初は小舟で行き来しています。自分自身のことを良く分かっていれば、島は大きく都市が発達しています。そしてその島同士が結び付き、情報が行き来するようになると、爆発的に発展していくということは容易に想像できますよね。情報が行き来する橋はニューロンであり、このニューロンを広げ、巨大な橋にすることができれば、これは一つの情報の塊りとして機能していきます。上達の早い人、呑み込みの早い人というのは、普段からこの島を手入れし、整備して発展させている人、と考えられます。だから、島同士、新しい情報が届くと、すぐに応用が利くのです。

島を発展させる練習

球出し練習一つをとってみても、島を発展させられる人は、只々言われたままに打つわけではなく、様々な情報を島に与えています。今のは良かった、ではなぜ良かったのか。体のどこをどう動かしたから。では次はこう動かしてみたらどうだろうか。どんどんデータを蓄積していきます。失敗も全て大事なデータです。「得意」だと思っていることがあればどんどん使っていきましょう。「得意」な島が成長します。残念ながら何もしなければ島は成長できません。頭でわかっていても、それを運動に落とし込んだり知識としてアウトプットしていかなければならないのです。知識としてのアウトプットは、テニスノートをつける、これもとても有効です。

無駄な練習なんて無い

球出しを受けるとき、是非想像力をもって取り組んでください。自身の中で課題としている案件を抱えた島が沢山あるはずです。 一球の球出しに対して、状況設定を考えられるのはあなた次第です。 同じ球質でも、チャンスなのかピンチなのか、またまた次の展開へのコントロールしなければならない場面なのか。上達できる人は、島と向き合い、島に情報を与え、状況設定を想像しながら取り組める人だと思います。

上達の早い人ってどうなのか

とにかくすぐに上達していく人はいますよね。頭で理解する前に体が出来るようになってしまうような人。 これこそまさに、自分自身の体の使い方が分かっている人なのではないかなと思います。 これは経験してきたスポーツが多いほど、やはりそれぞれに特化した島が出来上がっているわけですから、島同士が結び付くだけで劇的に上達します。 上達の早い人って、無意識で最適な体の使い方を覚えて行ってしまう人だと思うんですよね。 ただね、それだけで強くなるかって考えると、テニスってそう簡単なものじゃあないよ、と言いたいのもあります。 武井壮さんも「テニスは無限のスポーツだ」と仰っております。 勝つために努力できることって無限だよと。これはまたの機会に考えていきたいと思います。 今回は、深層意識の中で起こっていることに目を向けてみました。 

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