練習では上手くできるのに、試合になると緊張のせいで普段の力の半分も出せない。そんな経験って誰にでもありますよね。試合で緊張することは、あなた自身が成長を噛みしめながら、心が身震いしている証拠です。でもそんなあなたに少しでも心を楽にして楽しんでもらいたいので、私から3つのアドバイスを贈らせていただきます。
1.試合とは何か
まず、試合って何かということを改めて考えてみましょう。
試合とは「試し合う」と書きます。つまり、練習したことを試し合うことが試合という事です。練習で学んだ技術、テクニック、経験を試すことが出来る機会です。
勝ち負けがあって当たり前ですが、練習で培った技術を試し合うのです。どんな相手であっても、あなたはあなたに出来ることを頑張って試せば良いのです。そりゃ、上手くいくかどうか自信が無いうちは緊張もして当然です。
そして、試合に出ることでしか学べないことも沢山あります。自分の課題も見えてきます。そしてまた、練習に活かしていけば良いのです。
試合とは、練習したことを試し、新たな課題や経験を得る機会である、と考えてみてください。
「試合」と捉えていいと思うのは、NTRPレーティング5.5までと意識するとよいかもしれません。NTRP6.0レベルになれば、その世界は「競技」です。競技とは、「技を競う」ということですから、「試合」とは次元の違う選手レベルの人たちの世界になります。私たち一般プレーヤーは、試合を楽しむということに意識していけば、緊張もほぐれる事でしょう。
2.心をニュートラルにすること
テニスでは、様々な状況に対応していかねばならず、プレッシャーも多くかかるスポーツです。心が乱れ、緊張してしまう事は沢山あります。
乱れた心をニュートラルに戻し、冷静に戦略を練るために、いくつかのスイッチを用意しておきましょう。集中力を一気に高めるのです。
例えば、サービスを打つ前に5回ボールを弾ませる。リターンを思いきり1本、ストレートに打ち込むなど、ルーチンワークなり気持ちの切り替えのためのワンプレーを考えておくのです。
また、相手の流れを止めるプレーも役に立ちます。ポイント間隔にわざと時間を掛けるなど、こちらの気持ちをニュートラルに戻す時間を作り、相手にペースを握らせないことです。
3.変化を恐れるな
これまでのプレースタイルでは通用しない相手が出てきました。勝ち目はなく絶望的な気持ちでいっぱいかもしれません。
あなたがこれまで学んできた技術が通用しません。そんなとき、もう一度思い出してみてください。試合とは試し合う場であることを。
新しい試みを試す。プレースタイルの変化を試す。試合の中で戦い方を変化させることを恐れず、チャレンジしていけば良いのです。
勝ち目のない相手だったら尚更、胸を借りるつもりで試させてもらえば良いのです。
意外と、ペースが変わると相手は対応を余儀なくされて崩れることもあったりします。変化を恐れず挑戦してみましょう。
参考資料
テニスのレベルがまだまだ低いうちは、そんなに緊張する必要はないよ、ってことを分かってもらえればと思います。
テニスレベルの目安となる、NTRPレーティングに自身を当てはめ、「試合レベル」と「競技レベル」を認識してもらえれば、次の課題や目標も見えてきて、試合を楽しむことができるようになることでしょう。
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