テニスを上達させるためには、信頼できる相手からのアドバイスを受ける方法が重要です。そんなとき、ただぼんやりとアドバイスを受け取っていないでしょうか。この記事では、正しいアドバイスの受け方についてご紹介いたします。
まずはじめに、アドバイスとは何か考えてみます。
アドバイスは、そのとき、その状況のあなたに向けられたメッセージです。そんな貴重なアドバイスを受け取るために、つぎの大原則を踏まえてください。
- 全てのアドバイスはあなたに合ったものとは限らない
- アドバイスは未完成の素材
- アドバイスは実行しなければその味は分からない。
この大原則を踏まえたうえで、次のお話となります。
謙虚さとオープンマインド
テニス上達の鍵の一つは謙虚さとオープンマインドです。アドバイスを受ける際には、自分にはまだ学ぶべきことがたくさんあると認識しましょう。たとえ、貴方にとってピッタリなアドバイスではなくとも、新しいアイデアやテクニックを受け入れるオープンマインドを持つことが、成長の第一歩です。
信頼できる情報源を選ぶ
信頼性のある情報源からのアドバイスは、上達のためには不可欠です。経験豊富なコーチやプレーヤーからのアドバイスを受けましょう。信頼性のある情報源からのアドバイスは、正しい方向に進む手助けとなります。現代は本当に良い時代で、YOUTUBEを開けばすぐにたくさんの情報に触れることが可能です。身近にコーチのような存在が無い場合は、動画サイトを見て学ぶことも可能です。ただ一つ注意しなければならないのは、YOUTUBEのようなところは次から次へと様々な情報が提示され、気が付けば貴重な時間を浪費していた、ということがしばしば起こるでしょう。膨大な情報へのアクセスは、目的意識をはっきりと持って、時間を決めてダイブすることです。「今日」答えが見つからなくても大丈夫です。経験の量と質に応じて、受け取る質も変わってきますから。
アクティブな質問とフィードバック
アドバイスを受けたら、質問を積極的に投げかけて理解を深めましょう。また、どの部分を改善すべきかを尋ね、フィードバックを受けることが大切です。アドバイスはただ受動的に受けるのではなく、積極的に利用しましょう。やはりこういった場面でコーチの存在は大きいと考えます。客観的にあなたを見て、そのときに最適なアドバイスを与えてもらえる、そのような環境を探すことも大事です。
受け入れと実践（実行しなければ結果は分かりません）
アドバイスを受けたら、それを実践に移しましょう。新しいテクニックや戦術を試して、効果を確認しましょう。練習や試合で実際に使用することが上達への鍵です。アドバイスは素材です。素材をどう活かすかはあなたにゆだねられています。卵ひとつでも、ゆで卵で終わるか目玉焼きになるか、はたまた他の素材と掛け合わせニラ玉になるか、アドバイス（素材）を料理するのはあなた自身であるということです。
スポーツ心理学
メンタル面も重要です。アドバイスを受ける際には、プレッシャーや集中力に関するアドバイスにも耳を傾け、メンタル面での強化を考えましょう。これはアドバイスを受ける際の姿勢にも影響します。強い意志をもってアドバイスを受ければ、たくさんの気づきが得られますが、ただ一方的に聞いているだけではおそらく得られる経験値は少ないでしょう。
コーチがイケメン過ぎてアドバイスが耳に入ってこないようではダメですよ～。
